採用情報

学校では教えない事

2005.02.15 UPDATE

私は現在、主に豆の仕事に携わっております。
昨今の健康ブームにより、家庭でも小豆や大豆黒豆など煮るようになったとはいえ、核家族化が進む現代において昔ながらに豆を煮るという習慣はなかなか伝えられていないようです。
今回ホームページで日記を書けと担当者から恐喝を受け、どのような内容にしようかと考えた結果、昔ながらの豆料理を作ってみようと考え、第一弾として味噌作りをやってみました。
友人から味噌を作りたいが、作ったことがないので、ぜひ講師(そんな偉いものじゃない)になってくださいと依頼があり、調子に乗って作ってみました。

今回は普通の味噌(熟成6ヶ月)と白味噌(熟成1週間)の2種類を作りました。白味噌は私も初めて作ったのでチョット緊張しましたね。
大豆は北海道産の鶴の子大豆を函館の鈴木商店さんから取寄せました。
一緒におしるこも作ったのですが、それは次回味噌の熟成経過と一緒に報告致しますのでお楽しみに。

今回教室を開いてみて、豆料理は作ってみたいが教えてくれる人がいなかったとのことで概ね好評でした。また他の豆料理の講師を依頼されました。
子供たちは泥遊びなんかしたことないんでしょうね。味噌玉を喜んで味噌壺に投げ込んでいました。家族っていいな「もうすぐ37歳・・・つくづく結婚したくなってきました。」
菊池栄二

第一回 味噌レシピ

2005.02.15 UPDATE

味噌作り-仕込み

 材料          普通      白味噌
      大豆     2 kg       1 kg
      米麹   1.2 kg       2 kg
      塩       1 kg     0.5 kg


※ 使う材料は一緒で種水に普通の味噌は大豆の煮汁を、白味噌は湯冷ましを使います。

1.大豆を3倍の水で一晩漬けておきます。miso20050215_01.jpg
2.大豆を指で軽く潰れる程度まで煮ます。この際、決してふきこぼさないよう弱火でじっくりと!
miso20050215_02.jpg

3.大豆が煮えるまでに米麹と塩を混ぜておきます。

4.煮あがった大豆をザルにあけます。煮汁は種水として使用するので取っておきます。

5.大豆を熱いうちにすり潰し、人肌ぐらいの温度になったら先ほど混ぜておいた『米麹と塩』を混ぜます。

6.種水を補給しながら練り、粘土ぐらいの固さになったら、味噌玉を作ります。
miso20050215_03.jpg

7.容器に投げ付け空気を抜き、味噌の表面をアルコール消毒して、ラップをし、重しを乗せて仕込みは終了です。

チョコレートは喜ばれるのか?

 今日は待ちにまった「バレンタインデー」。みなさんはどのような予定が入っているのでしょうか?
月曜日とはいえ、夜はきっとカップルの予約でいっぱいなのではないでしょうか。
 ひとによってバレンタインデーの過ごし方は違うと思いますが、プレゼントにチョコレートをあげるかorあげないか。
これは女の子が必ず考える問題です。個人的にはチョコレートは好きですが相手が喜ぶかと考えると結構「?」だったりします。甘いものがたいして好きではない相手にこだわりの一品はもったいない。人によってはダイエットの為甘いものを極力とらないようにしてる人も。好意を伝えるプレゼントであれば問題ないハズなので自然とチョコレート以外のプレゼントを考える事が多くなります。
 しかしチョコレート無しのプレゼントというのはどうも良くないようなのです。例えチョコレートが苦手、食べない主義の男の人だったとしても「バレンタインにチョコレートを貰わなかった」という事実より、「甘いものは食べられないけどチョコレートを貰っちゃった」っという事実の方が嬉しいようです。ちょっと見栄っ張り?
 私が考える正しい(?)バレンタインの贈り物は「相手の喜ぶプレゼント+見栄えのよいチョコ」だと考えます。
多少値段が張っても一ヵ月後のイベントを考えれば、ここで投資しておかないと。ただし一ヵ月後も相手が自分の隣にいると自信が無い時は「見栄えの良い安いチョコ」のみで十分でしょう。
 さて 男性陣、今夜はどんなプレゼントが贈られるか楽しみですね。
喜納 麻子

緑茶のススメ♪

皆さんは普段、オフィスや自宅で何をお飲みでしょうか?私は緑茶好きで1日にマグカップ4杯以上は飲んでいます。
お茶を買いに行くお店は南青山の「茶通人」と決めていて、ここは日本茶全般(煎茶・玉露・抹茶・茎茶etc・・・)・お茶を使った洋菓子・急須や湯呑みなどが売っていて、まさにお茶に関する全ての物が揃っている「日本茶専門店」です!中は広々とした明るい店内でテーブル席もあり、店員の方に声をかければお茶の試飲も可能で、何種類でもゆっくりとお茶選びが出来ます。また緑茶・抹茶を使った洋菓子にはロールケーキ・フィナンシェ・シュークリームなど色々あり、お茶の風味が豊かでとっても美味しいです!

ここで私おすすすめのお茶を紹介します☆今1番気に入っているのが、静岡・掛川産の「茶通人煎茶」です。現在、最も良質な茶葉が採れるのが静岡県の掛川地方と言われていて、香りも色も爽やかで苦味も少なくすっきりとした味わいなのでとても飲みやすいです。同じく静岡・小笠原産の「炭火手炒り茶」も濃い緑色で香ばしく、トロっとまろやかな口当たりで美味しいと思います。そのほかにも狭山茶(埼玉),宇治茶(京都),知覧茶(鹿児島)など、日本茶といっても種類も産地も多種多様で味も違ってくるので、お店や家で「利き茶」をするのも良いでしょう。また緑茶にはビタミン類も豊富で体や肌にも良く、色と香りのリラックス効果もあるので仕事の合間やオフタイム・お菓子のお供に緑茶を積極的に飲んでみてはいかがでしょうか♪
横田 しのぶ

深川で発見!生粋の江戸っ子が集まる店

私は東京の下町に住んでいたことから、浅草や深川などの下町を散策するのが好きで、今回紹介したいのは「山利喜」(東京・森下)という居酒屋です。

建て構えはまさに”大衆居酒屋”といった感じで、若い女性はちょっと入りにくいかもしれませんが、とにかくメニューの一品一品全部が美味しいっ!!
創業は大正15年、現在店主は3代目との事ですが、フレンチを本格的に修行したとかで、大衆居酒屋の雰囲気からは想像できないほど、繊細で見た目にも美味しいこだわりのある料理ばかり。もちろん、下町らしく焼き豚(串焼き)などお馴染みの酒の肴もあり、「伝統の下町の味」と「本格フレンチ」がうまく融合したお店です。

特におすすめのメニューが「煮込み」で、「煮玉子入り」にしてさらに「ガーリックトースト」と一緒に食べてみてください。初めて食べた時は、本当に感動しました。伝統の味を最後まで美味しく頂ける、最良の方法かもしれません!
お店の雰囲気も活気があって、生粋の江戸っ子達が子供にかえって飲み食いしている様子は、こちらまで心地よい気分にさせてくれます。
気取らず粋な下町の世界を、ちょっと覘いてみませんか?

M.Tohma

昨今の焼酎ブームに影響されて、私も最近は焼酎を飲むケースが非常に多くなっております。
最初は、あまり癖のないものを飲んでいましたが、段々慣れてくると、より癖のある(臭い)焼酎でないと納得がいかなくなり、最近は芋や黒糖の焼酎がもっぱらです。
しかし、そんなブームのため原料の芋が足りないなんてニュースも聞きます。また、黒糖に関しては当社でも原料を扱っておりますが、今年度産黒糖は昨年の異常な台風の多さで壊滅的な打撃を受けております。黒糖焼酎大丈夫かな?とっても心配ですので、黒糖についてちょこっとだけ、触れてみます。

パスタみたいなラーメン!?
こんなラーメンが・・・。あるあるとは聞いていましたが、なかなか足を運べず、つい最近ようやく食べることが出来ました。恵比寿にある「九十九ラーメン」。数あるメニューの中に、一際目を引く「元祖マルキュー味噌チーズラーメン」を注文。粉チーズがてんこ盛り!!またこれが味噌にベリーマッチ。少しずつ粉チーズをスープに溶かしながら、めんを絡めて一気に食べる。絶品美味・・・、言葉では言い表せません。

粉チーズというと、パスタやサラダにかけてというのが一般的ですよね、でもこのマルキューラーメンを食べて考え直しました。和(味噌)と洋(チーズ)の融合はすばらしい!食べている途中、ふと「パスタじゃないよね?」と変な感覚でした、もちろん麺は普通の中華麺です。
すでに食べたことがある方も、これからという方も、おそらくこの味はやめられなくなります、おすすめです。

秋年宏之

サロン・ド・ショコラ東京にて

先日、世界最大のチョコレートの祭典『サロン・ド・ショコラ』が東京でも開催され、フランスをはじめベルギー・日本など世界9カ国から55ブランドが伊勢丹新宿店に集結しました。会場にはフランスで5つ星のショコラティエであるジャン=ポール・エヴァン氏やアンリ・ルルー氏、ジャムの妖精クリスティーヌ・フェルベール氏など数人のトップショコラティエが来日していました。

私は会場に着くや否や彼らを見つけ、図々しくも通訳さんに『私、フランスで工房を見学させてもらったことがあるんです!』とか、『先日、パリのサロン・ド・ショコラでもお会いしました!』などと話し掛け、サインをねだり一緒に写真まで撮ってもらいミーハーぶりを発揮していました。
彼らは、群がるファンにも紳士な態度で丁寧に接してくださいました。感謝!感謝!

日本でも海外の高級チョコレートショップがだいぶ増えてきましたが、まだまだ現地に行かなければ手に入らないようなチョコレートが沢山あります。
会場にはそんなチョコレートが幾つも並んでおり、私もここぞとばかりに何種類ものチョコレートを購入しトップショコラティエ達の味を堪能させて頂きました。
大半が空輸の為ちょっとお高めでしたが、食べたら納得!身も心も幸せな気分に包まれました。

michiko kamata

京都で発見!

2005.02.03 UPDATE

究極の金平糖(こんぺいとう)

金平糖といえば幼い頃から食べているお菓子の1つですが、先日京都へ行った時に今までの認識を覆すような金平糖に出会いました。
日本で唯一の金平糖専門店「緑寿庵清水」の金平糖です。

普段 私達が口にする金平糖は、砂糖を溶かした蜜に着色料で色付けし結晶化させた「色とりどりな砂糖の塊」であるのに対し、「緑寿庵清水」では天然素材で味つけをした砂糖(蜜)を使用しているので、見た目だけでなくそれぞれの素材が持つ風味をちゃんと味わうことができます。

新しい味を開発するのに2年という長い歳月がかかるようですが常に時代のニーズに合った商品開発を心がけているようでお店にはサイダーや梅など他にも季節ごとに色々な種類がありどれにしようか目移りしてしまうほど楽しませてくれます。

ずっとずっと昔から日本人に親しまれている金平糖。
時代をこえて親しまれている秘訣は「伝統+新しいアイディア」なのではないでしょうか。

この時期はチョコレート味の金平糖がでているようです。バレンタインデーの贈り物にはちょうといいかもしれませんね。

本間 典子

彷徨える食のトレンド(食材を扱う現場より)

 当社で食品原材料を扱う中で、これからの食生活のトレンドが一変する潮流を感じています。
これまで、戦後の経済勃興期に続き、高度成長期、更にはバブル期に渡り、一辺倒に高カロリー志向を追及し、新しいトレンドを追い掛けてきたように思います。バブル衰退以降のここ10年、高級食材への渇望や嗜好性の高まりは衰えを知る事はありません。
それが証拠にいわゆる”こだわりの食材”が台頭して参りました。

また、これに相反する一面として食生活における季節感が無くなり、「伝承」すべき文化が語られること無く、我々の前からひとつづつ欠落していく様で非常に寂しく思います。
これをお読みの方々の中にも、季節毎に食べたい物が減ってしまったなぁとお感じになられる方も少なく無い事と存じます。食文化が失われつつある一方で、元来在るべく食への回帰がトレンドになってきており、まるでパラドックスです。もしかするとこれこそが食文化の再構築?そうであれば明るい兆しかもしれません。

 藤原 英司

<< 123

pageTop