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去年の年末に司馬遼太郎の小説をドラマ化した「坂の上の雲」を連続で見ていて、明治の時代を志し強く生きた勇士、日本海軍の秋山真之と正岡子規との物語がとても興味深く、伴って最近は竜馬伝など明治に突入していく背景などの書説を読んだりと我が家はちょっとした明治維新ブームを迎えているのです。
そんな中で先日、東郷平八郎が指揮する軍艦三笠を見学に行こうと横須賀まで出かけて参りました。

軍艦「三笠」

軍艦三笠のある三笠公園は美しく整備されていて、三笠本体もキレイに修復されて結構、迫力がありました。
艦内はボランティアの方が順路にそって説明をされたり映画なども上映されて、その歴史をわかりやすく知ることができます。

「三笠」甲板

ロシアからの攻撃を受けた艦体の砲弾あとなどみると・・「すごい・・」なんて・・歴史を肌で感じ取れます。

横須賀は今でこそアメリカ海軍が駐屯してますが、明治から日本の大きな軍港であり、多くの軍人が教育を受けた地としても有名です。しかし、その雰囲気は町を歩いていても今では感じることはできません。
でも・・ところどころにパタパタとはためいている黄色い幟(のぼり)がやたらと目につきます。「よこすか海軍カレー」の旗です。

今では家庭の定番の料理であるカレーライスは横須賀が発祥の地。
当時、旧海軍では脚気による病死に悩まされていて栄養のバランスを保つためにイギリス海軍のカレーシチューを採用しました。日本人の口に合うように小麦粉を加えて「とろみ」をつけご飯にかけて食べるようにしたのがカレーライスのルーツと言われています。
後に脚気で亡くなる軍人も激減したとの事で、そして故郷に帰還した兵士たちにより全国に広まったそうです。
説明が長くなりましたが、明治の軍人は筆を握れば達筆なる文字を書き剣におきかえれば豪腕で、文武両道だったそうです。
私も明治を描きつつ、その手をスプーンに置き換え海風で冷えた体を「よこすか海軍カレー」で温めて帰還して参りました。
皆さんも是非行かれてみてはどうでしょう・・

YOKOHAMA H・Y

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