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2024.05

苦手が好きに…。

2005.03.28 UPDATE

フランスの食文化に魅せられて

私は、以前からいろんな食べ物に興味がありました。しかし、フランス料理にだけは全く興味がもてませんでした。そんな私が、ひょんなことからフランスの虜になってしまったのです。
私とフランスの食文化との出会いは、ヨーロッパ郷土料理・郷土菓子研究家の並木麻輝子先生抜きには語れません。数年前、並木先生が講師をしているカルチャースクールの講座を受講したのがきっかけでした。その講座は、いろんなレストランに行って食事をしながら並木先生の講義やシェフのお話を聞くというもの。その中で、フレンチレストランに行った時に出てきたお料理が、私が思っていたフランス料理とは全くちがうものでした。
フランス料理といえば、『三ツ星レストラン』『お上品なコース料理』『バターとクリームでコテコテ』『堅苦しい』などなど、そんなイメージを持っていて苦手に思っている人が多いのではないでしょうか?実際、私もそう思い込んでいました。
しかし、講座に参加しているうちに、そんな私の思い込みはいつのまにか消え去りました。なぜなら、並木先生の講座での料理は、郷土料理や家庭で食べられている料理が中心だったからです。食べ終わった後に、「これがフレンチだったの?」というおどろきさえ感じる程でした。
日本人が毎日懐石料理を食べていない様に、フランス人が毎日、私達の思っているようなフルコースの食事をしている訳ではないのです。日本にも郷土料理、郷土菓子、お袋の味があるように、フランスにもそんな料理やお菓子が沢山あるということを知りました。以外にも、野菜やお豆・お肉のシンプルな煮込み料理が多いんですよ。ポトフやブイヤベースだってシンプルだけど、立派なフランス料理です。お菓子も、小麦粉、砂糖、バターが基本のシンプルなものが主流。ご存知、マドレーヌやカヌレ、マカロンもフランスの代表的なお菓子です。
フランスといえば、煌びやかな印象が強いけど、知れば知るほど地味で古典的だったりして親しみやすいものが多いのです。
そんなフランスの食文化のいろんな魅力について、今後、この日記の中で紹介していけたらと思います。そして、1人でも多くの人の『フランスの食文化に対する苦手意識』がなくなれば…と思います。

鎌田 未知子

野菜で体内リセット

2005.03.25 UPDATE

神戸の中心地から電車で20分。
有馬温泉にある「花小宿」に先日宿泊してきました。
昔懐かしい木造の建物なのですが、美術作家の綿貫宏介さんが手がけたデザイナーズ旅館で伝統とモダンを一度に味わえるとても素敵な宿です。

「花小宿」は谷崎潤一郎ゆかりの宿としても知られる「陶泉 御所坊」関連の宿でもあり夕食は「御所坊」にあるお食事処で「山家(やまが)料理」を頂きました。
「山家(やまが)料理」とは”我が家”つまり御所坊風の料理と言う意味だそうでお野菜を中心としたお料理が次々とでてきました。
普段、野菜不足になりがちな食生活をしているので、野菜本来の風味と季節感を味わうことができ大満足でした。

旅行にいくと大概はスケジュールを詰め込み、普段よりも食べすぎてしまい帰ってくるとつかれきっていることが多いのですが、今回の旅行は、暖かみのある宿で温泉につかってゆっくり休みそしてお腹にやさしいお料理をたっぷりと食べたので、身体の芯から十分に休ませる事ができました。

また疲れがたまってきたらぜひ「花小宿」に足を運びたいです。

本間 典子

のよさの里

2005.03.23 UPDATE

熊汁を食する
先日、友人の誘いで長野県の栄村という所に行ってきました。寒いのは苦手な私ですが、「熊まつりがあり熊汁が食べられるよ」という友人の言葉に後押しされて参加することにしました。
普段はどこへ行くにも車で移動することが多いが、その日は新幹線で越後湯沢まで行きそこからマイクロバスに3時間ほど揺られて『のよさの里』という宿に到着した。
そこで私達を迎えたのは5mぐらいはあろうかという巨大な雪だるまであった。「今年は例年に比べ雪が多い」と地元の人が話すだけのことはあり当たり一面の銀世界で、しかもその晩は強烈な猛吹雪。村長とかまくらの中で語り合う予定も囲炉裏端へと変更されたほどでした。
宿には露天風呂があり友人と夜中に入ろうと計画していたのだが、下見に行くと脱衣所から風呂まで深々と雪が降り積もりとても入る気になれず私は断念しました。しかし、ちょっと変わった私の友人は朝5時ごろに膝まである雪の上を走り風呂に飛び込んだそうです。
翌日は昨晩の猛吹雪が嘘のように青空が広がり雪上運動会が催され、宝探しをしたりソリで滑ったりと娘達も大喜びで「来て良かったな」と思い家族サービスをしている自分に酔いしれていました。お昼に念願の熊汁と手作り豆腐が振舞われ、どぶろくを飲みながらそれらを頂きました。熊汁はちょっと脂が多いものの赤身の肉が淡白な味わいでおいしく感じました。しかし、器の底に沈んでいる部分を食べると獣独特の香りが口の中で広がり私には少々こたえました。

3人の子供達を連れての一泊二日の強行軍で大変でしたが思い出に残るとてもいい旅行が出来ました。
最後に、電車の席を譲って頂いた方に心から感謝いたします。

Shinjiro Nagai

もう一度食べたい

2005.03.22 UPDATE

入社して数年経った頃、会社の先輩に連れて行ってもらったお店で、「コゴミ」という名前の山菜を食べたことがある。見た目は「ゼンマイ」に似ているが、ゼンマイより綺麗な緑色をしていた。ごま油をまぶした「あえもの」のようなものだった記憶がある。
当然、初めて食べたんだが、すごく美味しく、今でも忘れられないものになっている。
その後、春先になると山へ釣りに行く友人に、今度山へ行く時に探してみてほしいと、何度かお願いしてみたものの、採取時期が特定出来ず、早すぎて芽が出ていなかったり、逆に成長しすぎていたりで、結構タイミングが難しいんです。
今年もその季節が来ますが、今年は思いきって自分で山菜取りに挑戦してみようと思っています。20年間追い続けた「コゴミ」を今年は自分の手で掴み取るぞー!(ちょっと大袈裟)

新緑の頃、独りでぶらりと出かけ、寂れた温泉宿に泊まり、ゆっくりお風呂に入り、それこそ料理はこれからの時期であれば、タラノメの天ぷら、ゼンマイの煮物、山菜のあえものやおひたしなど、旬の味を楽しみたい。そこに昔食した「コゴミ」でもあったらもう最高だ。そんな場所があったら教えて下さい。

高橋賢一郎

休日の過ごし方

2005.03.17 UPDATE

ヨコハマのおしゃれな味
ヨコハマに暮らしてはや×年・・・狭い町ですがこの町が大好きです。
ヨコハマを味わうというか、こんな休日は、いかがでしょう。
天気の良い日は元町のポンパドウル本店でバターたっぷりのブリオッシュにローストチキンと野菜のバケットサンドを買って根岸の森林公園にて緑の芝生の上でランチを楽しみます。ポンパドウルは戦後間もなくできた洋風パンやさん、銀座キムラヤさんとは違うパン生地にたっぷりのバターを練りこむ欧風スタイル。根岸の森林公園ここは、戦前、日本で初めての競馬場、外人遺留地に暮らしていた優雅な人たちの社交場。戦後は、米軍将校のゴルフ場として使われ、今でもベースに隣接している為多くの外国の人たちがジョギングや日光浴を楽しみ、和風セントラルパークのような雰囲気♪とにかく芝生がキレイ。そんな中でのバケットランチ。良いでしょう。

肌寒かったり、小雨の降る午後にはなんといってもホテルニュ―グランドのザ・カフェにてカレーライスをチョイス。こちらのホテルも昭和2年創業。旧館のレインボールームは当時のままアールデコの素晴らしい装飾。味の方も数々の著名人をうならせた老舗の味。何種類ものやくみが銀の丸いトレイに運ばれ落ち着きのある深いヨーロピアンスタイル、一さじごとにライスにかけながら・・・ビーフやチキンはお好みで。窓の外は近年、高架線が取り除かれ銀杏並木の向こうには山下公園、氷川丸、港に浮かぶタグボート、ベイブリッジ、のんびりとしたヨコハマならでわの何年も変わらない景観と味。たかがカレーされどカレー贅沢なひととき・・味とその時々のシチュエーションは深く心に残るものです。
アナログなヨコハマは奥が深く紹介したいお店、味がいっぱい♪素敵な人と御一諸にどうでしょうか・・・
林 保美

 私は、千葉に住んでいます。千葉の特産品と言えば落花生と思われがちですが、イチゴ栽培も盛んです。温暖な気候の為に各地域で栽培されています。多くが観光目的で、イチゴ狩が楽しめます。
 先日も、家族とイチゴ狩に行って来ました。中でも一押しは、白子町の大塚いちご園。甘味と酸味のバランスが程よくとれていて、砂糖も練乳もいらないイチゴです。他に私のおすすめ農園は成東町にある窪原農園です。
2~3月が旬のイチゴで、ビタミンCたっぷりのイチゴを使ったババロアを作りました。出来上がりはゴテゴテとパフェっぽくトッピングせずに、すっきりとした、イチゴそのものの味が凝縮され美味しく出来ました。今回は高校生の娘が作りましたが、家族みんな美味しく食べました。

材料(グラス10個分)
● いちご             350g
● グラニュー糖          90g
● レモン絞り汁        1/2個
● ゼラチン           大さじ1
● 生クリーム          175g
● いちごソース          適量
● トッピング用生クリーム   100g
● トッピング用いちご      10個

下準備
① いちご350gは裏ごししておく。
② いちごソースは、いちごジャム100gを裏ごしして、お湯を大さじ1/2を加える。
③ ゼラチンは5倍量の水で、15分以上前にふやかし湯煎で溶かしておく。

作り方
① 鍋にいちご、グラニュー糖、レモン絞り汁を入れ、火にかけゼラチンを加え、よく混ぜながら煮溶かす。
② ①を火からおろしボールに移して、底を氷水にあてて混ぜながらトロミがつくまで冷やす。
③ 生クリームを7~8分立てに泡立てる。
④ ②を3回位に分けて混ぜ合わせる。
⑤ ④をグラスに流し込み、いちごソースを加え、更に④を流す。
⑥ ⑤を冷蔵庫に入れて冷やし固める。生クリームといちごをトッピングして出来上がり。
中橋 久

皆さんの冬場の風邪対策、又は健康法は何ですか?
走ったり、歩いたり、泳いだり、或いはサッカーや野球、バレー、等スポーツに興じたりといったところでしょうか。又は、時間とお金?に余裕のある方はそれでも良いでしょう。
勿論、体を動かすことは大事であり、基本だと思いますが、仕事に忙殺されているビジネスマン・ウーマンの方、アフターファイブも無理やり?忙しくされている方、(酒飲み!)必見の砂糖屋ならではの私の風邪対策をお教えしましょう。又は美肌を追求されている女性も必見です。
私の対策は、季節の果物を利用したシロップを毎日飲むことです。
夏は「梅シロップ」、秋は「カリンシロップ」、冬は「ゆずシロップ」、通年では「レモンシロップ」と多彩です。
今回は、時節柄、風邪対策として「レモンシロップ」の作り方を公開いたします。
レモンはビタミンCの固まりであり、美味しい上、嫌いな方も少ないと思われます。レモンに含まれているクエン酸は、二日酔い対策にも効果があります。
非常に簡単な作り方ですので、皆さんも是非お試しください。

私の中のぷちブーム
おにぎり、ラーメン、カレーライス…etc 。
皆さんには、自分の中の『ぷちブーム』というものはありますか?
世間の流行とはまったく違う、ある日突然何気なしに「あ~○○が食べた~い」とやってくる”食欲”。
私はそれを『ぷちブーム』と呼んでいます。
先日、またしても何の前触れもなしにぷちブームがやってきました。
それは『食パン』です。
それも厚切り食パンを焼いてバターのみ塗られたシンプルなトースト。
近年、ファミレスでパンもののメニューというとクラブハウスサンド。
喫茶店へ行けば食べられるかもしれませんが、ここ最近はシンプルなトーストは中々置いておらず、しかも喫茶店自体が少ない。
けれども、たかがトースト。
いざとなったらコンビニへ食パンを買えばいつでも食べれる。余裕、余裕♪
そんな風にタカをくくっていました。ですが、今回はこの考えが甘かったようで。
帰宅途中、近所のコンビニに立寄りパンコーナーへ。
その日は木曜日だったので「週末の朝ご飯にでもしよう~」等と軽く考えながら食パンを探しました。…ですが。……無い。棚の隅から隅まで見直しましたが、そこには食パンの姿はまったく見当たりません。
他を当たろうにも時間は遅く、別のコンビニは逆方向にあり、歩いてきた道を戻らなくてはならない。
トーストが食べたい。でもそこまでしてまで食べたいか?いや食べたいけど、でもっ…。
パンコーナーの棚の前で暫し考える私。
店員さんの目には一体どの様に写っていたのやら…。
悩んだ結果、その場は諦めて翌日再度買いに立ち寄って、その時無ければ遅い時間だろうとも別の店へ買いに走ろうと決め、その日は何も買わずに店を後にしました。
けれども有ると思っていた物が無く、しかも食べたい気持ちを抑えに抑えていた時なだけに、無かった事にショックを受け「明日は何が何でも手に入れて週末食べてやる!」と妙な闘志を燃やして就寝。
翌日、同じ店に立ち寄り、他には目もくれず早々にパンコーナーへ。
…有りました。見つけました、食パン!その時も後2~3袋と残り僅かで、どうにか入手。
たかが食パン。されど食パン。欲しかったものを手に入れたその喜びといったら、もう!(笑)
ニヤケ顔でレジに向かい、浮き足だった状態で店を後にしました。
そして土曜日、朝。念願のトーストです!焼きたてのパンにまんべんなくバターを塗り、いざ!
…美味しい~ !! この一言につきました。
全体の表面は香ばしく焼け、中はふわふわに柔らかく。そこにバターがジワリと溶けて…食べたくて堪らなかった味にようやく辿り着けました。
ハムも野菜も、ジャムも目玉焼きもいらない。ただ焼いてバターを縫っただけのシンプルな味。
コレを口にするまでどれだけ色々葛藤した事か…(苦笑)。
さて、その後トーストぷちブームがどれほど継続したか?というと、実はその翌日の日曜日に残ったパンを食べ終えて終了しました(笑)。なんて短い!
食べ終える前までは自分でももう少し続くかと思っていましたが、どうやら最初の一口で
ほとんどブームは過ぎ初めていたようです。
春ももうすぐ。次のぷちブームは何がやってくるのでしょうか?
安部 美奈子

暖かくなってきた

2005.03.11 UPDATE

This column has turned to me. It is 50 minutes till a deadline・・・昨日水戸の近くへ行って来た。数週間前に比べ暖かくなったものである。あいにく棒振りであったので、梅や桜には縁がなかった。

この気温の上昇に伴い(?)やっと卵価が下がり始めた。昨年11月から卵が高い事をご存知の方も多いと思うが、理由は色々ある。一昨年暮れの鳥インフルエンザの発生、それに伴う需要の低迷が昨冬から秋口まで低卵価を招いた。そして農家の減少、雛の餌付けの減少・・等々。詳しい話は別の機会に譲るとして相場が下がり始めたのは朗報である。たかが卵の相場がと思われる向きもあるかと思うが、卵は色々な食品に使用されている。製菓・製パン、畜肉、製麺、練り製品、冷凍食品等多彩である。古い話では、瓶ビールのキャップの裏に付いているコルクを留める為に卵白を糊代わりに使用していたと聞いた。この高卵価、悲鳴を上げている食品メーカーが非常に多い。他でコスト削減をしても卵でコスト割れに陥ってしまっているとかなりの方からお聞きした。

家庭でも高い卵を購入したが食べ切れずに賞味期限を越え捨てている奥様方もいらっしゃるかと思う。これは原則夏場が2週間、冬場が3週間の賞味期限が付いているからである。しかしその期限は生で食す為の賞味期限であり、もったいないので私の場合は最後まで使いきっている。保存して卵黄が卵殻膜(簡単に言えば殻の内側の白い膜)にくっつかない限り加熱調理用(!)にまわせば経験上大丈夫である。海外では生で食す文化がないので賞味期限は格段に長い。しかし、もったいないと言って朝食の納豆ご飯用などに割ってかき回した卵を常温で放置し、夕方食すなぞ辞められたいと思う。過去には死亡例も有るので気をつけられたい。これからの季節、春からの食中毒が統計的にもっとも多いので食中毒に注意を喚起したい。

(S.T)

啓蟄

2005.03.10 UPDATE

先週 3月5日 暦では啓蟄、しばらくの間乗らなかったバイクを冬眠からたたき起こし、「生しらす丼」を食べに江ノ島に向かうことにしました。前日(当日?)の深酒がたたり、出発は結局11時半、すでに道は渋滞していましたが、1時間で無事江ノ島に到着。
江ノ島の辺りは波も穏やかなこともあり、ウインドサーフィンの人が一年中います。見ているこちらが寒くなってきますが、もう少し暖かくなってきたら、興味のある方は見学されたらいかがですか。サーフィンは帰り道眺めたのですが、一駅先の鎌倉高校前駅辺りで低気圧の影響でしょうか、コシムネ位のいい波が立っていてカットバックをきれいに決めてるサーファーが沢山いましたよ。
話がそれましたが、私の目指す店は江ノ島大橋渡って100Mくらい先にある、しらす専門店「とびっちょ」という店です。ところが!店の前に一枚の張り紙「1月1日から3月中旬まで禁漁の為、生しらすはございません」その上順番待ちの人がベンチに20人以上、皆さん店が貸してくれるひざ掛けを掛けて待っている。気の利いたサービスではあるが、1人であれを掛けて待つのはどうも気が引ける・・生しらすも無いし・人間諦めも肝心とさっさと店を後にしました。ちなみに生シラス丼は840円で、しらすのアイスなどというものもあります。江ノ島に行かれた際はぜひ立寄ってみて下さい。他にも江ノ島神社参道にもいろいろなお店がありますのでこちらも覗いて見ては如何ですか。結局私は「三※三※港」という回転寿司で本マグロの大トロと中トロのにぎりをつまみ帰路に着きました。えっ鮨の味?普通においしかったです。
遠山 正幸

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