もともとあまり好んで食べていない「トマト」、レストランなどでサラダを注文してトマトが入っていてもほとんどの場合残していたし、サンドウィッチもトマトの入ったものは購入していない。
そんな私でも結構美味しく食べられる方法がある。それはスライスしたトマトに砂糖をまぶして食べる方法です。最近では洋菓子店でも「トマト」を使用した洋菓子やゼリーなども見かけますし、決して変わった食べ方ではないと思います。
フランスの有名なジャム専門店では「青いトマトのジャム」も存在するらしいです。
西洋には『トマトが赤くなると医者が青くなる』ということわざもあるぐらい体に良いといわれる「トマト」、健康管理を十分しなければならない年齢ですし、最近は通常のトマトより糖度のある「フルーツトマト」なるものもあり、砂糖の量を少なくして食べてます。
高橋 賢一郎
たけのこの味
この連休に、那須へ友人夫妻と一諸に恒例のゴルフ旅行に行ってきました。二泊三日、初日は回りたい放題のショートコースで練習を兼ねて、二日目は、本コース。親しくさせていただいてるご夫婦、通称サザエさんとマスオさん。サザエさんはとにかく行動派で物知りなのです。聞くこと全てに答えてくれる頼もしい女性。マスオさんはゴルフの先生でもあり、そしてかなりの食通。蕎麦好きがこうじて長野に蕎麦畑を借り自分で蕎麦を打つほどの達人。それは初日のショートコースでのこと・・・120ヤードのショートホール、グリーン左脇は、みごとな竹林、そのホールに来ると必ずサザエさんの姿が見えなくなるのです。でも次のホールへ移動する時にはカートに乗っています。しかもかごの中には見事な筍が・・それだけではなく手持ちの袋には山のような山菜が♪ 手際のよさといい、凄過ぎる。山深い自然のコースゆえに豊富な山の幸がいっぱいなのです。3ラウンドしたらかごはあふれんばかり。もちろん帰りに分けて頂きました。そこでサザエさんからの一番おいしい筍の食べ方の伝授です。ややこしいアク取りなんて無用、もらったけど、さてどうする・・なんてありますよね、とにかく簡単。まず皮をべリッとむいて中身をトントンと適当に切ります。アルミホイルに乗せてお酒と出し汁をかけます。そして包んでトースターの中へ・・15分でいい香り♪お醤油をお好みでさっとかけて、とても美味しいのでぜひ試してみて下さい。その晩は宿にて10種類の地酒を自由に飲むことができる和食のコースをいただきました。 次の日のゴルフはスコアはともかく楽しく回ることができました。夏はマスオさんの蕎麦畑をたずねる予定です。
林 保美
竹の子の主な栄養素
カリウム・食物繊維・カルシウム・亜鉛・ビタミンB2
・ビタミンC
竹の子には、食物繊維とカリウムがたくさん含まれています。竹の子は別名「腸を削るヘラ」と呼ばれ、古くから腸をなめらかにする作用が認められていました。これは食物繊維の働きによるもので、便秘を解消したり、大腸がんの予防やコレステロールの吸収を抑制する働きがあります。そして、低カロリーなのでダイエットにも適しています。
そんな身体に良い竹の子の時期ですが、私にとって嫌な時期になります。私の家で竹の子が取れるからです。毎日竹の子料理です。竹の子御飯に、竹の子とワカメのお味噌汁。竹の子の油炒め。唯一好きな竹の子料理は洋風若竹煮です。
おいしいたけのこ料理
洋風若竹煮
材料(2~3人分)
● ゆでたけのこ 小1本(約150g)
● ベーコン 3枚
● 塩蔵わかめ 50g
(水につけて塩抜きした物)
● サラダ油 大さじ1
● 鶏ガラスープの素 小さじ2
● 水 300cc
● コショウ・醤油 各少々
作り方
① たけのこは上下2つに切り、それぞれ6~8つに割りにする。ベーコンは 1㎝幅に、わかめは食べやすい大きさに切る。
② 鍋に油を熱して①のベーコンを炒め、たけのこも加えて軽く炒め合わせる。
③ スープの素を水で溶いて加え、ひと煮立ちしたら、わかめも入れて煮立たせ、コショウを加え火を止める。醤油で味を整える。
竹の子豆知識
竹の子は、文字通り竹の若い茎を食用にするものです。竹の生長スピードは速く、地上に芽が出てから、1旬(10日)で竹になり、それで「旬」という漢字が当てられました。
中橋 久
前回(2005/3/15)、レモンシロップの作り方&利用方法を紹介いたしましたが、今回は残ったレモンの皮の再利用方法をご紹介いたします。
お茶請けやお子様のおやつに、ビタミンCと食物繊維たっぷりのヘルシーでおいしい一品です。名付けて「フルーツきんとん檸檬風味」です。

<材料>
・シロップ漬けのレモン
・レモンシロップ(前回作ったもの)
・さつまいも
・りんご
・砂糖 ・・・・・各適量
<作り方>
①さつまいもは1センチくらいの輪切りにし、水にさらしてアクを抜く。
②レモンは皮ごと粗く刻み、りんごは3ミリ程度のいちょう切りにする。
③鍋にさつまいもとヒタヒタの分量の水を入れ、さつまいもに竹串が通るくらいまで茹でる
④③の鍋に②とレモンシロップ・砂糖を加えてさらに弱火で煮る。
⑤りんごがやわらかくなったら木べらでよく混ぜながらさらに煮詰める。
⑥水分がなくなって全体がポッテリとしてきたら火からおろし、よく冷ましてからいただく。
*レモンシロップ・砂糖の分量はお好みで加減してください。
*さつまいもの皮が気になる方はむいてください(厚くむかなくてもレモンの酸味できれいに仕上がります)
*りんごの代わりに缶詰のパイナップルなどでもおいしいです。その場合は最後に加えて火を通さずに混ぜ合わせます。
どうです?美味そうでしょう?レモンジャム・レモンピールもできますがまた試作してからにしましょう。
石田 照治
「母の日に因んで」
突然ですが、皆さんのお宅の味は何ですか?
おにぎり・味噌汁・漬物…色々ありますよね。
我が家の味は卵焼きです。我が家の、というより母の味といったほうがいいのかも知れませんが数ある食卓の料理の中で真っ先に思い浮かぶのが卵焼きです。
ちなみに卵焼きといえば、一般的におだしと砂糖で味付け、ですよね。でも、我が家は『塩』なのです。
物心ついた時から我が家では塩味が当たり前だった為、学生時代に友達とお弁当のおかずを交換した際、甘~い卵焼きにかなりショックを受けました(苦笑)それはもぅ、「有り得ないっ!」といった感じで(笑)今はもう普通に食べますが。
何故、我が家は『塩味』なのか?以前、母に聞いてみたら、「甘い卵焼きは嫌いだから」との理由でした。
なんて理由だ!母よ、おかげで貴女の娘は卵焼きの味について、友と討論しましたよ(笑)。
母の味覚で幼少から叩き込まれた『塩味の卵焼き』。
社会に出るようになって自らお弁当を作った時期もありましたが、なかなか満足出来る味にならず、味付けの内容を問いただしたら『塩・味の素調味料・酒』を少々…と教わったのですが、自分で作ったものに未だ満足出来ません。やはり、母の力は偉大です。
安部 美奈子
この時季になると、いつも不思議に思うことがある。それは、柏餅についてであるが、何故、柏餅にのみ「みそあん」があるのか?という疑問である。私は柏餅の「みそあん」が好物であり、この時季に、“思いっきり”食べる。子供の頃、家族から「この子は変なものが好きで・・」と言われ、子供ながらにその美味しさを必死に訴えた記憶がある。親も仕方なく食べたのであろう。その美味しさを認めてくれ、その後、我が家で買う柏餅の半分は「みそあん」になった。妻も娘たちもが「みそあん」の柏餅を食べる。最初はちょっと尻込みしたのではあるが、今では其のおいしさを認めてくれている。うれしいことである。「つぶあん」も「こしあん」も美味しいことは、認める。しかし、冒頭にも書いたように、「みそあん」は私の知りえる範囲では柏餅だけなのだ。真夏日にコンビニでおでんが売られ、雪景色の中でアイスコーヒーが飲め、お餅を1年中買えるような便利な時代に、何故柏餅の「みそあん」だけはこの時期にしかないのだろうか。ほのかな塩味の中に甘さがあり、じつに見事に調和している、といったら大袈裟ではあるが・・・.
娘たちに言わせると「美味しいことは認めるけど、ずっとあったら飽きるかも・・」、「他の和菓子に使い難いのでは・・・」、「今しか食べられないからいいのだ」等々の意見が出た。そんな家族の会話を聞きながら、私は3個目になるみそあんの柏餅を口に運んだ。美味である。
西田 照孝
子供の頃、潮干狩りを“ひよしがり”と覚えてしまい、いまだに話すときは緊張してしまいます。今回はその潮干狩りに子供を連れて金沢海の公園に行って来ました。
この公園は横浜で唯一潮干狩りの出来る場所で尚且つ入場料が無料ということもあり、かなり混み合います。(駐車場は1500円/日)一昨年のゴールデンウイークの時は3kmほど進むのに2時間以上かかりました。駐車場も1500台以上は停められるようですが、早い時間に行かないとシーズン中はかなり待つ事になるかもしれません。
公園内は人口海岸の他、広場や遊歩道があります。食事はバーベキューをする場所(有料予約制)もありますし、八景島まで歩いてレストランで食事することも可能です。売店は2ヶ所とコンビニが一軒ありますが、弁当持参が一番いいと思います。
さて潮干狩りですが朝方はかなり水が冷たく、潮が引いてきた所を沖に掘り進み、貝をたくさん(食べる分だけ)採りました、あまり貝には詳しくないのですが、アサリ、バカガイ、カガミガイ(?)だと思います、ここの貝は当初は稚貝を撒いたようですが、今は自然繁殖だそうですので、子供達が採った小さな貝(2cm以下は持帰り禁止)は、みな海に戻してやりました。
採った貝は新聞紙に包んでクーラーボックスに入れて持ち帰り、前日からカルキを抜いた水に塩を入れ(3%位)翌朝まで砂抜きをし、そこからは奥様の出番で、大きい貝はボンゴレ、小ぶりのものは味噌汁になりました。旬の味という感じでおいしかったです。明日からのゴールデンウィーク、前半にお金を使い果たしてしまったら行かれてみては如何ですか。大潮はゴールデンウィーク後半の7日、8日です。子供達も楽しかったらしく「パパまた“ひよしがり”行こう!」 (^_^;
遠山 正幸
故郷には、誰にでも自慢できる郷土料理が一つや二つあるものですが、今日お話しする食べ物は、人によっては、食欲を低下させる一つかもしれませんが、処変われば品変わる・・の一品として聞いていただきたのです。
祝い事に、今も昔も良く使われる物に「赤飯」が有りますが、私の郷里では、作り方は同じでも、中に入れる豆が、違うのです。関東では一般的に「ささげ」と言う種類の豆を使いますし、関西では、「普通の小豆」を入れるそうです。
ささげは、皮が厚く、蒸しても煮ても、豆が裂ける事が少ないのですが、小豆は、皮が薄い為、腹が直ぐ裂けてしまいます。
余談ですが、小豆に臍(へそ)が有るのをご存知ですか?
小豆を良く見ると、側面の白い部分が目に付きますが、正にここが腹で、中心に穴が空いているのです。肉眼ではなかなか確認出来ませんが、人間で言う臍と同じで、ここから養分を吸収しているのです。煮えにくい小豆は、この穴が塞がっている場合があり、水が入りにくい為に煮えないのです。
関東は昔から武家社会の色が強い土地柄の所為か、切腹を連想させる小豆は好まれず、もっぱら、ささげを使うそうです。その点、関西は、切腹などには拘らず、安い小豆を使ったと何かの本に書いて有ったと記憶しています。丁度、切腹への連想は、他に、鰻の裂き方(腹側を裂くか、背側を裂くか)にも良く現れているようです。
さて、いよいよ私の故郷の赤飯の紹介です。
なにを隠そう、私の故郷、北海道では、赤飯に「大正金時」それも、甘納豆を入れるのです。北海道全てとは思いませんが、北海道各地の友人に確認したところ、同じ答えが返ってきたので、この食べ方は多くの道民に指示されていると思います。
赤い餅米の中に、大きな顔をして、居座る金時豆は、存在感十分で北海道の大地を思わせます。
タップリのごま塩を振りかけて食べる甘辛い赤飯は、とても美味ですよ。我が家の子供達も、赤飯には大正金時の甘納豆いり赤飯が大好物で、他は手も出しません。東京に住む友人に話すと、気色悪いと言って、聞きたがらないのですが、機会が有ったら是非甘辛い赤飯を召し上がっては・・時間があれば、何故小豆の甘納豆ではなく、大正金時なのかも調べたいと思っております。
柳谷 健雄
豚丼(ぶたどん)
私は以前、雑豆を担当していたことから北海道、特に十勝地方に行くことが何回かありました。
最初に訪問してから数年経ってからですが、『帯広の名産品をご馳走してあげる』と言われ、ついて行ってみると「豚丼」でした。
北海道を車で走った事のある人なら気がつくと思うのですが、そこら中に牛はよく見かけます(言いすぎ)。なんで豚なの、牛じゃないの?などと思ったりしていたのですが、まあ、豚は放牧してないし。なんてくだらないこと思ったりして…
帯広の「ぱんちょう」というお店に行きましたが、いっぱいいましたよ~お客さんが。
今では行列も出来ているらしいのですが。
豚丼専門というだけあって他のメニューはなく、その中で一番大きいサイズを注文したと思います。
すこし厚めにスライスされた豚肉が、どんぶり狭しに敷きつめられ、想像していたタレと違い焼き鳥のタレ系で味付けされ、とても満足でした。
BSE騒動で牛丼が販売中止になったとき、吉○家などのチェーン店も豚丼になると聞いて、あの味になるのかな、と考えていたのですが残念です。
蛇足ですが、「ぱんちょう」の名付け親は日本甜菜製糖(旧 北海道製糖)の当時の重役さんだそうですよ。
水谷 隆行
念願のロールケーキ
3年ほど前から食べたくて、でも家からそのお店に行くのは少し遠く場所もはっきりとわからないので中々買いに行けないお菓子がありました。
それは自由が丘にある自由が丘ロール屋さんのロールケーキです。
店名の通りロールケーキ専門店で、約30種類の様々なロールケーキがあります。2002年にオープンした時、テレビのグルメ番組で取り上げられその後も色々な雑誌で紹介されています。私の心の中では「食べたい!でも探すのは少し面倒・・・」という葛藤が何度も繰り返されていました。
先週の土曜日家族で食事に出掛けた帰り、車で自由が丘を通ることになりなんとなく外を見ていたら、渦巻きのマークのついたお店が目に入りました。
そう!それが自由が丘ロール屋さんだったのです。すぐに車を止めてもらい降りてお店まで戻りました。しかしお店の中は暗く、あきらかに閉店していました。「やっと見つけたのに~。」とショックを受けていると後から来た父が、おもむろにドアを開け中に居た店員さんに「もう閉まってるの?残ってるのあったら買わせてよ!」と言って中に入れてもらいました。お店のショーケースには、最初はコレ!と決めていた一番シンプルな生クリームとカスタードクリームだけの『自由が丘ロール』が残っていて、迷わずそれを買いました。家に帰ってすぐに紅茶を入れ一口食べると、クリームはたっぷりなのに甘過ぎずいくらでも食べられる味でした。家族みんなで美味しく楽しく食べることができ、偶然お店の前を車で走ってくれた父と、閉店していたにもかかわらずお店に入れてくれた店員さんに感謝な土曜の夜でした。
上田 佳代子