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2005年02月24日

多摩の味をさがして

国立名物「すた丼」
都心から中央線で45分。JR国立駅南口を降りると、真正面に大きな通りがあり、春は桜の花が咲き乱れ、秋はいちょうの葉が通りを黄金色に埋めつくします。
 また、国立は学園都市としても知名度が高く、一橋大学をはじめ国立音楽大、桐朋学園といった有名校があります。
そんな国立で変わった豚丼があるという情報を得て、実際に行ってきました。その名は「すた丼」。店名も「元祖すた丼の店」と非常にわかりやすいのが特徴で初めて行く人もまず迷うことはないでしょう。
 さてお店に入ってみると、黒いシャツの店員さんにカウンター席、そして食券販売機とラーメン屋そのままの雰囲気で、一瞬「店を間違えた」と思うほどです。実際サイドメニューにラーメンがあり、すた丼とラーメンのセット定食もあります。
 
私はすた丼並盛を注文しました。食券を店員さんに渡すと、すでに油通しした豚バラ肉と、細長く刻んだネギをにんにくしょうゆたれでからめてさっと炒め、ご飯を盛った丼ぶりにかけて、生卵を落とすだけという、いたってシンプルなものでした。

 実際に食べてみると豚肉がにんにくしょうゆによくからんでいて豚しゃぶをにんにくしょうゆでご飯ごとたべているような、そんな感じです。通常豚丼というと、甘辛いたれというイメージがあります。
しかしここの「すた丼」はたれに甘味がなく、見た目よりもさっぱりとした味わいでした。すた丼に生卵、味噌汁がついて550円。
松屋や吉野家の豚丼には及ばないものの、味とボリュームを考えるとかなり安いです。
 松屋や吉野家の豚丼は食べ飽きたという方や変わった丼物を食べてみたいという方は是非国立の「元祖すた丼の店」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
阿部 慎太郎

投稿者 diary : 2005年02月24日 00:00