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2006年12月18日

砂糖国内消費の減少

国内の砂糖メーカーは年々砂糖の生産量を減らしている。これは砂糖の国内消費量が減退しているためで、砂糖に携わるものには、寂しい限りである。
では、どのくらい減っているかというと、わが国消費のピークは昭和48年、318万トン強あった。当時国民一人当たりの年間消費量が29.18kgあった。
昭和54年の311万トン以降段々減り続け平成5年に250万トンを切り(一人当たりの消費は20kgを切り19.65kgに)今年度は220万トンを下回るまで減っている。(一人当たりの消費は17.1kgに)
この現象には、色々な事が要因となっている。たとえば、異性化糖を代表に色々な甘味料が増えて来た。また、健康維持やダイエットのため砂糖の摂取を控える人が増えて来た。最近では砂糖がたくさん入っている「砂糖調製品」と言われるものが輸入されておりこれらが統計上砂糖の消費に含まれていないなど様々ある。
私は最近これ以上国内の砂糖消費を減らすことに不安がある。国産糖は原料コストが海外より高い。そのため、補助金などで保護している。よって海外の砂糖に比べ割高になっている。しかし、割高が原因で海外からの砂糖輸入が増えて国産の砂糖が減っていったら未来の日本は、本当に大丈夫なのだろうか?
世界の人口は増え続けており、今、食糧危機が懸念されています。遺伝子組み換え食糧などに頼らざるを得ない日が来るのでは?やはり日本は農業を見直し国内自給率を上げないと、本当の安心、安全は守られないのではという不安です。
皆様はいかがお考えになりますか?わたしの考え過ぎであればいいのですが。

砂糖屋けんちゃん

投稿者 diary : 2006年12月18日 00:00