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2007年02月15日

冬の北海道へ行ってきました

ビート工場を見学しました
 1月19日~21日に当社仕入先である日本甜菜製糖芽室工場へ見学に行ってきました。
19日は夕方に帯広に到着し、帯広市内にあるビート資料館を見学しました。
日本甜菜製糖の歴史、工場の模型があり工場見学前の予習をしたという感じでした。

 翌日は帯広市内から西へ車で20分程移動し、今回のメインイベントである工場見学に行きました。会議室でビート(さとうだいこん)から砂糖ができるまでの説明を受けてそれから工場見学をしました。
 ビートを洗浄する工程を経てスティック状に細かく刻む工程の時に細かく刻んだビートを工場の方が一部取り出してくれて味見をしました。最初は甘味を感じましたが後から土臭さとえぐみが出てきてまずいと思いました。これでビートがそのまま食用にされない理由がわかりました。
 細かく刻んだビートは浸出塔という機械でお湯につけて糖分をしみださせる方法で抽出します。
その時に糖分を取ったかすが出ますがこれは牛などの飼料になるそうです。
この糖分抽出液を洗浄し、イオン交換樹脂に通して糖分以外の不純物を除去します。
この工程は機械の中で行われており、機械の中まで見ることができなかったのが残念です。
その後、濃縮缶にて水分を蒸発させて、遠心分離機により砂糖と糖蜜に分蜜されます。
砂糖は乾燥させ、包装の工程に入りますが、ここで初めて通常いつも見ている商品が出てきました。
 この工場見学をして感じたことは、日ごろ何気なく使っている砂糖が、多くの工程を経て製造されているんだと思いました。また工場の機械の一つ一つがとても大きくて初期投資が大変だなと感じました。
 砂糖業界に携わる一人として、砂糖の消費量を少しでも増やしていきたいと思うようになりました。

S.A

投稿者 diary : 2007年02月15日 00:00