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2008年06月20日

春告魚(はるつげうお)

入梅もし、まもなく夏を迎えるのに「春告魚」でもないのでしょうが、先日春告魚を頂きました。昔の人々に文字通りこの様に呼ばれていたのが「ニシン」なのです。

まだ水の冷たい頃、北海道沿岸に産卵のためやって来たニシンを米糠漬けにしたものです。冷凍品ではありますが、頭を落とさず残してありした。
糠漬けは漬物で年中食べていますが、ニシンの糠漬けは初めてだったので早速網焼きにし夕飯の一品となり食卓に並びました。
食べ方はいたってシンプルに、漬物同様七味唐辛子と醤油を少し垂らして食べてみましたが、なんとも絶妙な塩加減で酒の肴にも、ご飯にもぴったり合う一品です。最近食生活が飽食化しているので、食の原点にたちかえったような気がしました。
ニシンの寿司漬けも正月に食べたことはありましたが、これとは違い控えめな素朴な味のする糠漬けに大満足して夕飯を終わりました。

T・Y

投稿者 diary : 2008年06月20日 00:00